エアコンの冷風や温風が臭いと気になったり、カビが生えていて汚いと悩んではいませんか?
このページでは自分で本格的にエアコン掃除をする方法を動画や画像を使ってわかりやすくご紹介しています。
スプレーで簡単に掃除するよりもカビやホコリをしっかりと除去できるDIY洗浄方法をご紹介していますが、準備する道具や洗浄方法が少し本格的なのでDIYが得意な人向けの内容となります。
できるだけ簡単に自分でエアコン掃除をしたい人はこちらの「エアコンをスプレーで簡単に掃除する方法」にチャレンジしてみてください。
紹介内容
- まずはエアコン洗浄手順を動画で紹介
- エアコン掃除のDIY洗浄に必要な道具
- エアコン掃除を噴霧器で
DIY洗浄する全手順
- エアコン下の床 1m×1m程度を養生する
- エアコンのコンセントを抜く
- エアコンの蓋やフィルターを外す
- エアコンのルーバー(羽根)を外す
- ドライバーでエアコンカバーを外す
- エアコンの電装部を養生する
- エアコン洗浄カバーを被せる
- 吹き出し口の下に養生をする
- ホースの下にバケツを置く
- エアコン洗浄プロ505を アルミフィン・ファンにスプレーする
- 5分~10分時間を置く
- 蓄圧式噴霧器で アルミフィンとファンを洗浄する
- エアコン洗浄プロ404 「リンス」をスプレーする
- ph試験紙で アルミファン部分の中性を確認する
- 洗浄カバーを外してタオルで拭く
- ドライヤーで軽く乾かす
- エアコンカバーや フィルターを洗う
- エアコンカバーなどを元に戻す
- 暖房か送風で エアコン内部を乾燥させる
- 汚水を処理する
- 自分でエアコン掃除と プロ業者が洗浄する違い
- エアコン掃除を DIY洗浄する場合の注意点
- 自分でエアコン洗浄した感想・・・ エアコンクリーニング業者も検討しよう
まずはエアコン洗浄手順を動画で紹介
エアコン洗浄1台の所要時間は約2時間程度です。
エアコン掃除のDIY洗浄に必要な道具
私はエアコン掃除に必要な道具はAmazonと100円均一(ダイソー)で揃えました。
商品名 | 価格(税込) | 購入先 |
---|---|---|
蓄圧式噴霧器 | 1,662円 | Amazon |
(2点セット) 1.エアコン洗浄プロ505 2.エアコン洗浄プロ404(リンス) |
4,315円 | Amazon |
エアコン洗浄カバー | 1,299円 | Amazon |
脚立 | 1,515円 | Amazon |
養生(マスカーテープ) | 182円 | Amazon |
マスキングテープ | 206円 | Amazon |
ph試験紙 | 180円 | Amazon |
スプレー空容器 | 110円 | ダイソー |
バケツ | 110円 | ダイソー |
ゴム手袋(厚手) | 110円 | ダイソー |
保護メガネ | 110円 | ダイソー |
マスク | 110円 | ダイソー |
雑巾 | 110円 | ダイソー |
プラスドライバー | 110円 | ダイソー |
ハサミ | 110円 | ダイソー |
毛足の長いブラシ | 110円 | ダイソー |
ドライヤー | 0円 | 家にあったやつ |
水(約10L) | 0円 | 家の水道水 |
合計10,349円でエアコンを8台ほど洗浄できる洗剤や養生を手に入れることができるので、プロの業者さんにお願いするより価格的には間違いなくコスパが良いです。
エアコン掃除を噴霧器で
DIY洗浄する全手順
エアコン掃除をDIY洗浄する全手順を細かく書いたので少し長くなってしまいましたが、細かい注意事項含め全て書いているので、自分でDIY洗浄できるのか?の参考目安にしてください。
エアコン下の床
1m×1m程度を養生する
まず始めにエアコンの下1m×1m程度を養生シートで養生します。カビやホコリが床に落ちる可能性が高く、水で洗浄するときに少し飛び散るので後々のことを考えて養生しておくことをおすすめします。
エアコンのコンセントを抜く
エアコンのコンセントは必ず抜いてください。
水で洗浄していくので万が一、感電したり漏電しては大変です。
必ずコンセントを抜くようにしてください。また、コンセントがないタイプの場合にはブレーカーを落として電気を遮断してください。
プロのエアコンクリーニング業者さんもコンセントを抜いてから作業を開始します。
エアコンの蓋やフィルターを外す
エアコンのカバーを開けてフィルターを取り外します。
フィルターは簡単に取り外すことができるので積もっているホコリが落ちないようにゆっくりと外しましょう。
エアコンのルーバー(羽根)を外す
エアコンのルーバーを外します。
エアコンの上下に動く羽根のような部分はルーバーと言いますが、ルーバーの真ん中にあるプラスチックの突起部分が非常に折れやすく失敗するとすぐにポキっと折れてしまいます。
力任せに外そうとすると簡単に折れてしまいますので慎重にゆっくりと外すことをおすすめします。
外し方がわからない場合にはGoogleで「メーカー名on型番 ルーバー 外し方」と検索すると外し方を解説しているサイトがある可能性が高いので参考にしてください。
エアコン設置から10年程度経過している場合には少し触っただけでも折れてしまったということもあるのでルーバーは慎重に外しましょう。
ドライバーでエアコンカバーを外す
エアコンメーカーによってネジの場所が変わりますが、数ヵ所のネジをドライバーで外しエアコンカバーを取り外していきます。
エアコンカバーのネジを外して軽く手前に引っ張っても取れない場合には、どこかがまだネジでとめてある可能性があるので力任せに外さずネジの外し忘れがないか確認しましょう。
また、ネジが外れていてもプラスチックの爪で引っ掛けてとめてある場合もあるのでゆっくりと観察しながら丁寧に外してください。
エアコンの電装部を養生する
こことても重要です。
エアコンの心臓部分である電装部が絶対に水に濡れないように養生をします。
テープとエアコン本体に隙間ができないようにテープをしっかり抑えて貼り付け、ビニールを覆い被せて濡れないように保護します。
私は上記写真のようにビニールだけで養生しましたが、もっと徹底的に養生するのであれば、電装部の上にタオルをかけてその上からビニールを覆い被せて養生すると良いです。
電装部に大量の水がかかってしまうとエアコンが壊れて動かなくなる可能性があり、自分で安く掃除するつもりが壊して買い替えという最悪な状況になります。
養生はエアコン洗浄以上に重要な部分なので丁寧に何度も確認しながら養生してください。
エアコン洗浄カバーを被せる
電装部を養生したら、次にエアコン洗浄カバーをスッポリとエアコンに被せます。
壁とエアコンの隙間にカバーを押し込むようにして壁に水がかからないように被せてください。
吹き出し口の下に養生をする
エアコンの吹き出し口の下に養生(マスカーテープ)をします。
エアコンメーカーなどによっても構造が異なりますが、エアコンの吹き出し口の下はエアコンを設置するために構造上穴が開いていることが多く、そこに水をかけてしまうと壁まで濡れてしまうため養生をします。
ホースの下にバケツを置く
エアコン洗浄カバーから汚水が流れていくホースの下にバケツを置きます。
洗浄するときに10Lほどの水で洗い流していくので、バケツは大きいサイズのものがおすすめです。
エアコン洗浄プロ505を
アルミフィン・ファンにスプレーする
エアコン洗浄プロ505を10~20倍に水で薄めてスプレー容器に入れてから、アルミフィンとファンにスプレーします。私の場合は10倍に薄めたものをスプレー容器に入れてスプレーしました。
エアコン洗浄プロ505は業務用で業者さんが使うレベルのアルカリ性洗剤なので必ず保護具の着用をしてください。
具体的には、保護メガネ/マスク/厚手のゴム手袋/帽子/長袖長ズボン/で保護して作業するようにしてください。
マスクをしていてもスプレーをしている最中に鼻がツンツンとして咳が出そうになるほどですし、目に入ってしまっては危険ですので必ず保護具着用で作業しましょう。
また、ペットやお子さんがいる場合には別の部屋で待機するようにしてください。
画像出典:天使の松
もっと安全でDIY向きの洗剤を使いたいと言う場合には、少し洗浄力が落ちてしまいますが、優しい洗剤の「天使の松」がおすすめです。
アルミフィンにホコリやカビがびっしり詰まっている場合には、洗剤をスプレーする前に掃除機で吸ってから洗剤をスプレーしてください。ホコリやカビが大量に付着している状態でそのままスプレーをすると、さらに詰まってしまう可能性もあります。
5分~10分時間を置く
エアコン洗浄プロ505の洗剤がカビや汚れに浸透するまで5分~10分程度時間を置きます。
5分~10分したら蓄圧式噴霧器で洗浄していきますが、カビやホコリの汚れがひどい場合には蓄圧式噴霧器で洗浄する前に毛足の長いブラシでアルミフィンやファン部分を軽く擦り洗いしましょう。
毛足が長いブラシでないと隙間に届かないので毛足が長いものを使ってください。
汚れが軽い場合には蓄圧式噴霧器だけでも綺麗に洗浄できますが、完璧に綺麗にしたい人はブラシで軽く掃除してから蓄圧式噴霧器で洗浄していくことをおすすめします。
蓄圧式噴霧器で
アルミフィンとファンを洗浄する
アルミフィンは縦に隙間ができているので縦方向に上下に水を当てて隙間のカビやホコリを洗い流していきます。
エアコンクリーニング業者さんが使う高圧洗浄機の10分の1程度の圧力しかないので汚れが落ちにくい場合もありますが、その場合には軽くブラシをして汚れを落としましょう。
水が飛び散るので保護メガネやマスクなどの保護具をつけて洗浄してください。
ファン部分も噴霧器でファンのカビが生えている部分を狙って丁寧に洗浄していきます。ファンは少しづつ回しながらゆっくりと噴霧器で洗浄していくことで洗い残しなく綺麗にカビやホコリを洗い流すことが可能です。
また、噴霧器での水洗浄は約10Lほどの水を使ってしっかりと隅々まで洗い流してください。
先ほどスプレーした洗剤「エアコン洗浄プロ505」はph13以上のアルカリ性洗剤なので、すすぎ残しがあると臭いやアルミフィン部分の腐食の原因となってしまうので十分に洗い流すようにしてください。
エアコン洗浄プロ404
「リンス」をスプレーする
水でしっかりと洗浄&すすぎをしたら、仕上げに「エアコン洗浄プロ404(リンス)」をスプレーしていきます。
エアコン洗浄プロ404リンスは、最初にスプレーしたアルカリ性洗剤(エアコン洗浄プロ505)を中和させアルミフィン腐食(白化)の防止やカビ・バクテリアを抑制する働きがあります。
このリンスをスプレーすることで、万が一水で流しきれていないアルカリ性洗剤が残っていた場合でもリンスの働きで中和してアルミフィン部分の腐食を防ぐことができます。
水で十分に洗浄&すすぎを行えばアルカリ性洗剤のすすぎ残しでエアコンを傷めてしまう心配はありませんが、念のためリンスもスプレーしておいたほうが安心です。
しっかり流せるか心配な方は、冒頭でも紹介した中性洗剤の「天使の松」と言う洗剤を使うことをおすすめします。
ph試験紙で
アルミファン部分の中性を確認する
水でしっかり流した後にリンスをすれば、高確率で中性になっているので心配する必要はありませんが、確実にチェックしておきたいと言う人はph試験紙でアルミファン部分が中性になっているか確認することができます。
私は念のためにph試験紙で中性になっているかを確認しました。
水10Lほどで洗い流し、リンスをしたので問題なく中性であることが確認でき安心して洗浄を終了することができました。
洗浄カバーを外してタオルで拭く
洗浄カバーを外し、濡れている部分をタオルで拭きあげていきます。
ゴシゴシと拭く必要なないので、軽くポンポンと水気をとる程度に拭いていきましょう。電装部付近が濡れている場合にはその周辺はしっかりとタオルで拭いておきましょう。
ドライヤーで軽く乾かす
タオルで軽く拭いた後にドライヤーの温風で軽く乾かしていきます。
一箇所に長時間温風をあてることは避けて髪の毛を乾かす時のようにエアコンから少し離して乾かしていきましょう。
完全に乾かさなくても8割程度乾いていればOKです。
エアコンカバーや
フィルターを洗う
取り外したエアコンカバーやフィルターをお風呂場や外の洗い場でスポンジを使って洗っていきましょう。
ブラシで洗うのもOKですが、10年以上使っているようなエアコンの場合にはプラスチックカバーが劣化している可能性もあり、硬いブラシで擦ると傷だらけになることもあるのでスポンジで優しく洗った方が無難です。
スポンジと水洗いでもカビやホコリは綺麗に洗い流すことができますが、リビングで使っているエアコンは油が付いている可能性もあるため、お皿洗いをする中性洗剤をスポンジにつけて洗うと綺麗にすることができます。
また、エアコンフィルターはおもて面から水を当てて流してしまうとホコリが余計に詰まってしまうこともあるので、裏面(ホコリが付いている面の反対側)から水を当ててホコリを流した方が綺麗に洗い流すことができます。
エアコンカバーなどを元に戻す
カバーを洗いタオルで水気をしっかりと拭きあげたらエアコンカバーを取り外した時と逆の手順で取り付けていきます。
ネジが余ったりした場合にはどこかネジを付け忘れてしまっているので諦めず探しましょう。
エアコンカバーをつけたらエアコンフィルターも元に戻し、最後に蓋をして組み立て終了です。
暖房か送風で
エアコン内部を乾燥させる
最後に、エアコンのファン部分や内部を乾燥させるために暖房か送風を30分ほど運転して乾燥させていきます。
夏場に暖房をするのはさすがに厳しいものがあるので送風で問題ありません。秋や冬場であれば暖房を付けてエアコン内部を乾燥させてあげましょう。
また、冷房では結露がでてしまい内部を乾燥させることが難しいのでエアコン掃除後は送風か暖房を30分程度運転してください。
汚水を処理する
最後に、エアコンDIY洗浄の汚水を処理します。
このまま排水溝に流して捨ててしまう人も多いのですが、この汚水はアルカリ性になっているためそのまま排水溝に流すのはNGです。
「環境省/一律排水基準」では「pH5.8以上/pH8.6以下」となっているので汚水をこの数値に戻してから捨てる必要があります。
水道水を加えて中性にするか、中和剤と言うアルカリ性を中性に戻す専用の薬剤を混ぜるか、エアコン洗浄プロ404リンスを加えて中性(pH5.8以上/pH8.6以下)にしてから排水溝へ流して捨てましょう。

適切な排水処理をした様子
エアコンクリーニング業者さんでも汚水の処理は各業者さんによって違いがあり、汚水を持ち帰り適切に処理する業者さんもいれば、その場で中和剤を加えて中性に戻して排水溝に流す業者さんもいます。
汚水はしっかり定められた方法で廃棄しなければ環境汚染になるので正しい処理方法で汚水を処分してください。
画像出典:天使の松
処理が面倒な方は先ほどから何度かご紹介していますが「天使の松」と言う中性洗剤を使ってエアコン掃除を行ってください。
自分でエアコン掃除と
プロ業者が洗浄する違い
この記事で紹介したように自分でエアコン掃除する場合とプロ業者さんにエアコンクリーニングを依頼した場合、何が違うのか?を比較してみました。
エアコン掃除DIY(自分で) | プロ業者の洗浄 | |
---|---|---|
料金 | 道具代/約1万円 | 1台/1万円前後 |
掃除時間 (お掃除機能なし) |
1台/2時間 | 1台/1時間 |
綺麗度 | そこそこ綺麗 | 完璧に綺麗 |
故障リスク | DIY慣れしていないと 高確率で何かしら壊す |
リスクはほぼない 保証があるので安心 |
疲労度 | エアコン掃除後 何もやる気がなくなるレベル |
なし 業者掃除中はゆっくり待つのみ |
エアコン掃除を
DIY洗浄する場合の注意点
エアコン掃除を自分でDIY洗浄する場合の注意点は全部で6つあります。
私がエアコンDIY洗浄をして感じた注意点をここに書いておきます。
ケルヒャーなどの
外部用高圧洗浄機を使わない
エアコンの高圧洗浄をイメージすると、よくCMなどでも宣伝されているケルヒャーが思い浮かぶかと思いますが、ケルヒャーでエアコン掃除をすると高確率で故障します。
私は今までプロのエアコン業者さんにエアコンクリーニングをお願いしたことが複数回ありますが、どの業者さんに聞いても「ケルヒャー!?!?それでエアコン洗浄したら一発で故障しますよ!」とどの業者さんも口を揃えて言っていました。
エアコン掃除を行う場合の水圧は2Mpa~4MPaで行いますが、ケルヒャーは6Mpa~14Mpaという水圧なので威力が強すぎてしまい、熱交換器やファン部分を壊してしまう可能性が高くなります。※Mpa(メガパスカル)
どうしてもケルヒャーでやりたいんだ!という場合にはケルヒャーで一番威力の弱い「K2クラシック」であればなんとか壊さずに行うことも可能かもしれません。
ケルヒャー「K2クラシック」は最大許容圧力8MPa、常用吐出圧力2MPa~6MPaなのでギリギリエアコン掃除に使っても大丈夫かどうかという感じです。
自分でDIY洗浄する場合には故障などのリスクも考え、蓄圧式噴霧機で洗浄するのが一番無難だとは思います。ちなみこの記事で紹介した蓄圧式噴霧機は0.3Mpaなのでプロ業者さんが行うエアコンクリーニングの10分の1の強さの水圧となります。
素人にはこれくらいがちょうど良いと思います。
お掃除機能付きエアコンは
プロの業者に任せよう
最近はお掃除機能付きエアコンが主流になりつつありますが、お掃除機能付きエアコンは通常のエアコンと比べて構造が複雑で配線も多く、万が一配線を繋ぎ間違えてしまったりすると一発で壊れる可能性があります。
そのため、お掃除機能付きエアコンを自分でDIY洗浄するにはハードルがとても高く、エアコンに詳しい方やDIYがものすごく得意でプロに近いレベルの人でないと壊してしまう可能性が高いです。
私は無責任なことは言いたくないのではっきりと言いますが、お掃除機能付きエアコンは絶対に自分でDIY洗浄しないようがいいです。
故障リスクがある
自分で洗浄する場合には故障させてしまうリスクがあることを理解してから行いましょう。
Googleやyahoo!で調べたし、YouTubeでも動画を見た感じ簡単そうだからできるでしょ!と安易に考えがちですが、自分にも100%できるとは限りません。
やり始めたら意外と難しかったり、そもそもエアコンの構造が違くてカバーを外せなかったりと色々なトラブルが発生します。
自分でやって見て「あ、無理かも」と思ったら諦めて業者さんにお願いすることをおすすめします。
保護具を必ず着用して
時間をかけてゆっくりやる
この記事を読んでいる「あなた」も「わたし」もエアコン掃除に関しては素人です。
今一度、自分は「素人」だということを思い出してください。万が一目に洗剤が入ってしまい病院へ行くことになったり、手袋をせず手が荒れてるしまったり、マスクをせず咳き込んで具合が悪くなってしまったら本末転倒です。
自分でDIYすると普段の服装や準備でそのまま安易に作業を始めてしまう人がとにかく多いです。
しっかりと保護具を着用することはもちろん、作業をどうやるのかを理解してから取り組んでください。
脚立から落ちないように注意する
ここもとても注意しなければいけない点です。
普段から脚立の上で作業をする職人さんでも、少し気を抜くと脚立から足を滑らせて落ちてしまいます。特にエアコン洗浄は上を向いての作業となるので足元への注意が少なくなり足を踏み外してしまう方が多くいます。
私ももともと5年間、建築現場で職人として働いてきましたが脚立や足場から落ちて怪我をした人を何度も見たことがあります。
みなさん勘違いしやすいのですが、高い脚立よりも高さの低い脚立の方が注意が欠けて落ちやすく、怪我も大きくなることが多いです。十分に注意してゆっくり作業してください。
私もあなたは素人です。それを頭に刻んでおきましょう。
疲れたら必ず休憩すること
慣れない作業は想像以上に疲れます。
休日の午前中にエアコン洗浄を自分でしたはいいものの、時間がかかりすぎて1日潰れてしまう・・・という焦りから疲れても作業に一生懸命になってしまうこともあると思いますが、これが一番危険です。
慣れない作業、疲れ、気持ちの焦りがマッチした時は間違いなく怪我をします。
悲しい現実ですが、怪我をしたりエアコンを壊してしまったりしては時間も気力もお金も無駄遣いになってしまいます。
疲れたり気持ちが焦ったりした時こそしっかり休憩してください。
自分でエアコン洗浄した感想・・・
エアコンクリーニング業者も検討しよう
今回私がエアコン掃除を自分でDIY洗浄した感想は「もう2度と自分ではやらない」です。
エアコンを壊してしまうリスクもあるので想像以上に気を使う作業が多く、慣れない脚立の上での作業、鼻にツンツンとくる強力洗剤、そして重いタンクを背負って洗浄などなど・・・とにかく想像以上に大変で疲れました。
私は幸い無事に作業を終えることができ、エアコン掃除から3ヶ月経過した今も問題なくエアコンは使えていますが、ネットで事前調査をして見たところ自分でエアコン洗浄を行いエアコンを故障させてしまった人や脚立から滑って怪我をしてしまった人など想像以上に失敗している人が多くいることがわかりました。
今はインターネットで検索すればどんな情報も手に入り、プロが行うような掃除方法まで自分でDIYできる時代になりましたが、故障させてしまうリスクや怪我をしてしまうリスク、想像以上に疲労する作業を考えるとプロの業者に依頼した方が最終的にコスパ良いと私は感じました。
エアコンクリーニングは1万円前後でプロ業者さんにお願いすることができますし、保証などもしっかりしている業者さんが多いので体力的に自信がない人やしっかり綺麗にして快適にエアコンを使いたい人はプロの業者さんにお願いする方が満足度が高いと思います。