エアコンクリーニングの頻度は2〜3年に1回|お掃除機能付きや室外機は?

エアコンクリーニングの頻度

エアコンクリーニングは毎年やる必要あるのか、エアコンを清潔に使うにはどのくらいの頻度でクリーニングをすれば良いのか疑問に思いますよね。

結論を言うと、業者にお願いするエアコンクリーニングは2年から3年に1回の頻度がおすすめです。※お掃除機能付きエアコンに関しても同じです。室外機は状況に応じて。

住居エリアやエアコンの使用頻度によって多少の前後はありますが、大まかな目安として参考にしてください。

この記事では「複数のエアコン業者」に実際に聞いた「エアコンクリーニングのおすすめ頻度」や、自分でできるエアコン掃除、業者にお願いした方が良いエアコン状態のチェック方法についてご紹介しています。

エアコンクリーニングの効果 エアコンクリーニングの効果|やるべき理由と必要性について

エアコンクリーニング内部洗浄を
業者に頼む場合の頻度

エアコンの内部洗浄
業者によるエアコン内部洗浄クリーニングはシーズン毎、1年に1回、最低でも2年に1回などと各業者によってさまざまな頻度がおすすめされていますが、実際にエアコンクリーニングしている複数のプロ業者に直接聞いた結果「2年〜3年に1回で良いですよ」とのことです。

もちろん、使用状況や使用環境(湿気が多い地域など)によっては、3年を待たずにカビが繁殖してしまうこともありますが、一般家庭で一般的な利用であれば2年から3年に1度くらいで問題ありません。

毎年エアコンクリーニングを依頼してくる人も多いそうですが、実際に現場でエアコンクリーニングをするとエアコン内部がほとんど汚れてない場合が多く、クリーニングをする意味があまりない場合も多いとのことです。

なので、エアコンクリーニングを業者に頼む頻度は2年から3年に1回を目安にすることをおすすめします。

お掃除機能付きエアコンでも
内部洗浄は必要

お掃除機能付きエアコン
お掃除機能付きエアコンと聞くと「お掃除は必要ない高機能なエアコン」とイメージする人が多くいますが、実は内部は全くお掃除されません。

掃除機能付きエアコンはエアコンフィルターが掃除されるだけなので、内部ファンにはカビやホコリが大量発生します。

そのため定期的に洗浄を行わないと内部にカビやホコリが蓄積されて、エアコンの臭い・風量の低下・電気代が高くなるといったトラブルが発生してしまいます。

自動お掃除機能付きエアコンが発売された当初は、「お手入れ楽らく」、「掃除いらず」などと謳い文句になっていたこともあり、画期的な商品だと話題になったほどですが、実際のところエアコンクリーニングが必要であり、お掃除機能付きエアコンの説明書にも定期的なクリーニングを行うよう明記されています。

お掃除機能付きエアコンも通常のエアコンと同様に2~3年に1回、業者による内部洗浄を行うことをおすすめします。

室外機クリーニングはあまり必要ない

室外機の洗浄
室外機クリーニングは、室外機付近で外飼いの犬などのペットを飼っていたり、砂嵐の多い地域以外は必要ありません。

ほとんどの業者が室外機はオプションとなっており、別料金が必要になります。さらに、業者によっては室外機も必ず洗浄したほうが良いとおすすめしてくる場合もあります。

しかし室外機のクリーニングに関して複数の業者に聞いてみると、室外機は外で使用することを前提とした作りとなっていて、室内機よりも汚れが溜まりにくい構造になっているため、室外機のクリーニングはよほどのことがない限り必要がないとのことでした。

ペットの外飼いの場合は要検討

例外として、室外機が日常的に土埃にさらされているような環境で使用していたり、犬や猫などの動物を近隣もしくは自宅の外で飼っていたりする場合は室外機に砂が積もったり、ペットの毛が積もって汚れが著しい可能性もあるため洗浄を検討したほうが良いとのことです。

実際に私の実家で室外機のクリーニングをお願いした際、自宅で飼っている犬の毛が大量に出てきたので、こういう場合は室外機のクリーニングが必要になります。

エアコンフィルター部分を
自分で掃除する頻度

エアコンのフィルター部分に関してはエアコンカバーを開ければ自分で簡単に掃除することができます。

通常エアコンの場合

通常エアコンのフィルター掃除
エアコンのフィルターは吸い込んだ空気中のホコリやチリなどをろ過する役割を持った、言わば空気中の汚れを集めるためのものです。そのためフィルターは汚れやすく、掃除は小まめに行った方がいい箇所です。

エアコンのフィルターの掃除は2ヶ月に1度くらいの頻度で、掃除機でフィルターについたホコリを取り除くように行います。また半年に1度くらいの頻度でフィルターを取り外して水洗いをすればより快適です。

エアコンの利用が多い場合やホコリが発生しやすい環境の場合は、1ヶ月に1度くらいの頻度で掃除を行うようにしましょう。

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お掃除機能付きの場合

お掃除機能付きエアコンのダストボックス
お掃除機能付きエアコンは、エアコン使用後機械自らがフィルターの汚れを掃除してくれ、その汚れはダストボックスへ溜まる仕組みになっています。

頻繁な掃除は必要ありませんが、半年〜1年に1度くらいはダストボックスのホコリを捨てる必要があります。(メーカーにより異なります)

新品エアコン購入後のクリーニング目安

新品エアコンのクリーニング目安
新品エアコンを購入してから3年後がエアコンクリーニングの目安となります。

新品エアコンの場合、既に使用しているエアコンよりもカビがつきくく、汚れにくくなっています。それは新品エアコンがまだ空気を通したことがないため、中にカビなどの菌が付着していないからです。

しかし、使用と共にカビが付着したり、汚れが発生したりするのは避けられません。

新品エアコンであれば、3年前後を目安に最大でも5年以内には内部洗浄のクリーニングをしてもらうことをおすすめします。

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【迷った人はチェック】
エアコンクリーニングをする目安

エアコンクリーニングは目に見えない内部の汚れを洗い流す作業なので、いつエアコンクリーニングを依頼すれば良いのかタイミングに悩む人も多いのではないでしょうか?

そこでエアコンクリーニングをすべきかどうか悩んでいる人の目安となるチェックポイントをご紹介します。

ルーバーに転々とカビが生えている

ルーバーのカビ
エアコンの吹き出し口のところで、エアコンの風を上や下に向ける細長くついた板をルーバーと言います。

このルーバーにカビが転々とついているようであれば、エアコン内部にもカビが生えている可能性が高く、エアコンクリーニングを行う一つの目安になります。

ルーバーのカビは目視で確認します。ルーバーの内側にホコリのような黒い小さな点が付着していたらそれはカビの可能性が非常に高いので、クリーニングを行うようにしましょう。

エアコンがカビ臭い

カビ臭いエアコン
エアコンがカビ臭いとなれば、エアコン内部にカビが発生している可能性が高いです。

エアコン内部の送風ファン部分にカビが発生していることにより、カビの胞子が空気とともに部屋に広がることで臭いの原因となります。

エアコンを使用してカビ臭さを感じる場合はエアコンクリーニングを行うことをおすすめします。

エアコンをつけると
咳やくしゃみがでる

咳やくしゃみがでる人
エアコンをつけると咳やくしゃみが止まらないという場合もエアコン内部のカビの発生が考えられます。エアコンの中には結露により水分が発生し、使用していない時期でもカビが発生し続けます。

久しぶりにエアコンを使用すると内部で発生しているカビの胞子が一気に噴出され、呼吸器や気管支に影響を及ぼし咳やくしゃみが止まらなくなる場合があります。

エアコンをつけると咳やくしゃみが出る場合はできるだけ早くエアコンクリーニングを行うようにしましょう。

送風ファンやフィンのカビがひどい

送風ファンのカビや汚れ
エアコンのフィンはエアコン本体カバーをあけて、フィルターの下にある金属の細かい目になっている部分のことを言います。送風ファンはさらにそのフィンの内側にあります。

送風ファンのカビは目視ではなかなか確認できませんが、フィンはフィルターを外すとむき出しになっているため目視でカビの発生が分かります。フィンやファンにカビが発生している場合、自宅の清掃でこれらのカビを完全に取り除くのは基本的には不可能です。

目視で確認できないファンや細かい目になったフィンのカビは業者に依頼すると驚くほどきれいにクリーニングすることが可能です。フィルターを外して、フィンにアルミ金属本来のシルバーの輝きが見られない場合はカビが付着している可能性が高いためクリーニングを依頼しましょう。

まとめ

エアコンはこまめに自分でお掃除をしても、どうしても自分では綺麗にできない部分がありそこにカビやホコリが大量に付着してしまう家電です。

エアコン内部はゴキブリが卵を生みやすい場所でもあり、ゴキブリの巣になってしまうこともあります。
関連エアコンのゴキブリ対策

清潔な冷房・暖房を使うためにもエアコン掃除はこまめに自分でも行いつつ、2~3年に1回はエアコンクリーニング専門業者に洗浄クリーニングしてもらうよう心がけることをおすすめします。


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