エアコンからゴキブリが出た場合や、ゴキブリ退治をしていたらエアコンの中に逃げて出てこなくなってしまった場合の対処方法をご紹介します。
自分でゴキブリを退治できない場合で、今すぐどうにかしたい場合には24時間対応の「害虫駆除業者」に連絡するのが一番手っ取り早くゴキブリを退治できます。
また、自分で駆除できる人で現在進行形でエアコン内部にゴキブリが逃げた場合の人は「置き型の薬剤(毒餌)」で駆除するのが一番効率的です。
まだゴキブリは出ていないけれど、侵入してこないようにエアコンのゴキブリ対策をしたい人やこれを機にエアコンをキレイにしてついでにゴキブリ対策したい人はこのまま読み進めてください。
紹介内容
【エアコンのゴキブリ対策】
まずは侵入経路を断つ
エアコンはゴキブリが住みやすい環境が整っているだけでなく、実は外部からゴキブリが侵入する通路にもなっていることをご存知でしょうか?
エアコンの構造を知っている人であればすぐにピンとくると思いますが、エアコンには外部と室内が繋がっている箇所があり、そこからゴキブリやコオロギ、カメムシなどが侵入するケースが非常に多いです。
侵入経路となる部分を紹介しながら、対策方法についてご紹介していくので、まずは侵入経路を無くすところから始めましょう。
ドレンホースにキャップを付ける
害虫が室内に侵入するもっとも多い経路がドレンホースです。ドレンホースはエアコン機内でたまった結露水を外に排出させるためのホースで、直径が15㎜前後の細いホースです。
室外機の脇から細いホースが出ているのを見たことがある人もいるかもしれませんが、このホースは室外機から出ているのではなく、実は室内のエアコン本体から伸びています。
そのためこのドレンホースの中を通ってゴキブリが室内に侵入することが多くあります。
一般的に知られているゴキブリであれば体が大きいので侵入できないようにも思いますが、小柄な品種のゴキブリや子どものゴキブリであれば簡単にこのドレンホースから侵入できます。
であれば、ドレンホースを塞いでしまおうと考える人もいますが、ドレンホースを塞いでしまうと結露水が排出されずエアコン故障の原因となります。
ドレンホースは塞ぐのではなく、ホームセンターや100円均一で売っているドレンキャップを購入し、虫の侵入を防ぐようにしましょう。
配管用の壁穴パテに隙間がないか確認
エアコンを設置する際に開けた壁の穴からゴキブリが侵入ケースも多くなっています。
壁の穴は配管などを通した後、隙間がないようにしっかりとパテで埋められていますが、パテが劣化して隙間ができることがあります。

室内の壁穴パテが完全にとれてしまった様子
大きな隙間でなくても、ゴキブリが侵入してくる可能性は高く、ゴキブリの子供であれば簡単に侵入してきます。
エアコンの設置から5年前後経過している場合は、室内・室外共にパテに隙間ができていないか確認しましょう。

外の壁穴パテがとれてしまった様子
外の壁穴パテはカバーの下に付いているので、パテがしっかり付いているかを確認するにはカバーを外す必要があります。
隙間がある場合やヒビが入って劣化している場合には、ホームセンターに壁穴パテが売られているので購入して詰めるか、業者にお願いして交換してもらいましょう。
壁穴パテは粘土と同じような扱いなので、自分で簡単に設置できます。
室外機周りを害虫対策する
先ほど紹介した通り、ドレンホースからゴキブリが侵入してくるケースが多いためドレンキャップをつけることが最重要事項ですが、そのドレンホースがある室外機まわりをゴキブリ対策しておくとさらに侵入を防ぐことができます。
室外機まわりにゴキブリやコオロギなどの害虫を寄せ付けないためにも、室外機のまわりを掃き掃除したり、草むしりしたり、置き型の駆除薬でしっかりと予防しておくことをおすすめします。
また、室外機のまわりに物が置いてあると虫の住処になる可能性が高いため、室外機のまわりには何も置かないようにしましょう。
エアコン内部のゴキブリの卵や巣は
エアコンクリーニングで対策
エアコンはゴキブリが好んで住み着く条件が整った場所です。エアコン内は暗くて狭くて湿気も多く、さらに雑食のゴキブリのエサとなるホコリやゴミなども多く、繁殖にはもってこいです。
実際にエアコン内にゴキブリが卵を産むケースや、エアコンを開けたらゴキブリの糞まみれといったケースも確認されおり、エアコンをきれいに保つことがゴキブリ対策には欠かせません。
特にエアコン内部の見えない汚れやカビは「市販のエアコン洗浄スプレー」を使ってもキレイにしにくい箇所で、ゴキブリが安全に卵を産むことができゴキブリの巣となっている場所でもあります。
ゴキブリがエアコンにいたからと言ってエアコンに直接殺虫剤をするとエアコンが壊れる原因となるので、エアコンクリーニング専門業者にお願いして完璧に洗浄してもらうことが一番のゴキブリ対策になり安心できます。

その他、ゴキブリを対策する方法
家の中に1匹でもいると嫌な気分になるゴキブリ。ゴキブリは病原菌を多く持ち、さらにその糞や死骸がアレルゲンにもなる害虫です。
ゴキブリの対策はエアコンだけでなく家の中全体で対策してこそ効果のあるものです。
フィルターのこまめな掃除と換気
エアコンのフィルターはこまめに掃除をし、ゴキブリのエサとなるゴミやホコリがたまらないように心がけましょう。
シーズンごとのお手入れはもちろんですが、使用後のエアコン内の換気も大切です。
ゴキブリが嫌うアロマやハーブを置く
普段からゴキブリがいない空間を作るにはアロマやハーブがおすすめです。アロマやハーブの匂いはゴキブリが嫌いな香りで、近づきたくないと感じる匂いです。
ゴキブリ対策するアロマでおすすめなのが、100%天然精油で作られていて「オイゲノール」と言う成分を配合しているアロマです。
しかし、注意点もあり、アロマはペットが中毒を起こしてしまう場合もあるためペットを飼っている場合にはアロマでのゴキブリ対策はやめましょう。
また、肌が弱い人や香りが苦手な人、子供がいて口に入れてしまう可能性がある場合なども使用を控えるべきです。
不要なものを減らす
知らず知らずのうちに行っている人が多いのが、家に不用品をためる行為です。「使うことがあるかも」とショップの紙バッグや段ボール、不要な雑貨などためこんでいませんか。
物をため込んでしまうとそれだけ家のあちこちにゴキブリが住みやすい隙間を与えていることになります。
また物が多い家ではそれだけホコリや髪の毛、ゴミなどが部屋のあちこちに溜まりやすくなり、ゴキブリをおびき寄せるエサになります。
ゴキブリが好まない環境を作ることがゴキブリ対策では最も重要です。不要なものは処分し、ゴキブリが寄り付きにくくなる環境を整えましょう。
エアコンの中に逃げた
ゴキブリを自分で追い出す方法
ゴキブリを発見したはいいものの、エアコンの中にゴキブリが逃げてしまった場合で中から出てこない時は置き型の薬剤(毒餌)をエアコンの下に置いて放置する方法しかありません。
エアコン内部に殺虫剤を吹きかけると故障する可能性が高く、エアコンをバンバンと叩いてもゴキブリはエアコン内部の奥深くに逃げていくだけです。
エアコンの中にゴキブリが逃げてしまい、出てこない場合にはムキになって戦うのではなく、人間らしく知恵を使って置き型の薬剤(毒餌)で誘き寄せて駆除する方法が一番効率的です。
出て来たらどうしよう・・・と不安になる気持ちもわかりますが、まずは毒餌を置いて自然に駆除するのを待ち、万が一生きた状態で他の場所に現れたらすかさず退治しましょう。
今すぐゴキブリを駆除したい人は
24時間対応の害虫駆除業者に連絡
今すぐゴキブリを駆除してもらいたい場合には、「くらしのマーケット」というサービスを利用して近隣のゴキブリ駆除業者を呼び、駆除してもらう方法が一番おすすめです。
「くらしのマーケット」で近隣のゴキブリ駆除業者を探す方法を下記にまとめておいたので、簡単に確認して今すぐ駆除してもらいましょう。
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私もゴキブリが嫌いで見つけたら駆除するまで恐怖で夜も眠れませんが、くらしのマーケットなら今すぐ対応してくれる近隣の駆除業者を簡単に探すことができます。
また、口コミや料金を比較して業者を選ぶことができ、実際に自宅に来てくれる人の顔も見えるシステムになっているので一人暮らしの女性でも安心して依頼することができます。
デメリットは24時間対応の場所で深夜などに来てもらう場合には価格が少し高いことです。
最後のまとめ
ゴキブリは2億5千年も前から存在していたとされる最古の昆虫として知られています。
その生命力、繁殖力は確かに強く、ゴキブリ1匹見つけると実はその30倍以上もの数のゴキブリが身を隠しているといわれているほどです。
家のいたるところに隠れているゴキブリを自力で駆除するのは至難の業で、種類によっては市販の薬剤が効かないこともあります。
ゴキブリを「今すぐ家から完全に除去したい!」という人は市販の薬剤などで手を打つよりも害虫駆除業者に依頼する方が確実です。
害虫駆除業者が行う駆除方法は家を丸ごと殺虫、防虫できるもので、ゴキブリだけでなくダニやノミ、クモやアリなどさまざまな害虫を一度で駆除できます。
駆除効果は薬剤によって異なるものの1年から2年は続きます。筆者の実家(築35年超)でも数年前に害虫駆除を行いましたが、それまで驚くほどいたゴキブリが全くいなくなり、3年近く平和でした。
駆除業者が使用する薬剤は子供やペットがいる家庭でも按針して使えるもので、市販の殺虫剤と違って臭いも残りません。
長年ゴキブリと戦ってきた筆者は絶対的に害虫駆除業者をおすすめします。